2012年11月2日金曜日

ニッカ・ブレンダーズバー

上京する機会がある時はなるべくここに来る時間を作るようにしている。
ニッカ本社の地下一階にあるバー。
但し混むのが嫌いなので、バーに行く時間としては非常識なくらい早めに行く事が多い。

今日も今日とて、早い腹ごしらえを済ませて6時前に到着。
店を出たのが7時過ぎと言う為体。
ここでしかのめないショットを味わって、
バーテンダーの方とつらつら話をする時間が楽しい。

今日頼んだのは、竹鶴17年のノンチルとスタンダードをそれぞれハーフショットで。

オフィシャルのオンラインショップで購入の抽選に外れて買えなかったし。
これまではノンチル(チルフィルター無し)は荒ぶる味わい、と言う印象。
しかしこれ、元がバランスの取れた竹鶴17年だからか、
丸い味わいのまんま、力強さがぐっと増した味わい。
香りもぐいぐいと立ち上がる。
ちょっとだけ加水しても、味わいが広がって良い感じ。
いい仕事してるなあ。

次の一杯は、竹鶴25年をやはりハーフで。
余市の蒸留所に行った時、試飲させてもらったけれど。
やっぱりこれは美味い。
35年ほどの超絶のバランスでは無いけれど、整った、しかも深い味わい。
曰く、宮城峡の味を少し強めに出しているとの事。

そして次に出てきたのが、宮城峡シングルカスク15年、シェリー樽の逸品。

以前ここで飲んで物凄く気に入った、12年シェリーカスク#118917の兄弟とも言える一本。
同じ日に樽詰めされ、同じ貯蔵庫で熟成された#118913。
ウイスキーとは思えないほどの濃い色合いと立ち上る甘い香り。
同じロットでありながら樽の違いで更に3年熟成され得ると判断されたこれは、
兄弟よりもう一歩深い味わい。
ちょっと量的な限界越えるかなと思ったけれど、
これはフルショットで頼んで正解。

実にいい気分で宿に引き上げました。

2012年9月29日土曜日

AUGM広島

数カ月前から、運営委員会のひとりとして準備してきたイベントが無事終了。


ITジャーナリストのNOBIさんこと林信行さんには「5」と言うタイトルで
トリニティ 星川さんは、出たばかりのiPhone5用のアクセサリーの数々を紹介。
フォーカルポイント 西山和宏さんも、iPhone5用製品を中心に。

5年前のiPhone登場から説き起して頂きました。

ファーストロットはiPhone5となる事を予測出来なかったため、
iPhone2012と入っているとの事。

競合するはずの両社ですが、和気靄々とした雰囲気で進行するのもAUGMならでは。

会場後ろのブースも両社並んで共に盛況でした。

写真士 荒木則行さん。
「MacBook Pro RetinaでのApertureとFinal Cut Pro Xによる静止画と動画、RAWデーターとEOSムービーなどの次世代ワークフロー」
ApatureとLightRoomの違いなども。
写真の整理のツールとしては前者が良いし、デフォルトの現像では特に暗部の階調に後者が優れるとの事。
フルスペックのretina MBは現行のProより使える機材だとの事。

雑賀先生とも交流のある方だそうです。

広島工業大学 北䑓如法さん。
「Mac, iPad, OS X, iOS を数学教育に活用しよう思うんよ」
曲線積分や曲面の投影をiPadとMBで連携しながら説明する授業の様子も説明。
が、本番は何か時間が余ったねーと言いながら広島弁のiPhoneのあれが…。
会場大爆笑。

ジャストシステム から竹原さん、 井内さん。
ATOKの解説です。

アドビシステムズ 西山さん、 仲尾さん。
西山さんがAdobe Creative Cloudについて解説。
意外に(?)まじめな説明。
仲尾さんが後をひきついで、PhotoShopでの最新のこんじる修正を紹介。

UG紹介は、広島マックユーザーグループ、iPh1.jp UserGroup、iCUG、そして大阪からMUGNET。

最後はお宝ダンボさんの登場で、恒例のジャンケン大会と相成りました。

拙い司会進行でしたが、無事役目を務めさせていただきました

会場撤収後、懇親会へ。
皆様お疲れさまでした。

2012年9月4日火曜日

入院四日目 退院

これまで通り7時前に体温血圧測定と採血。
残った点滴は2本。
食事も平らげてくつろいでいると、主治医の先生が検診に。

血液検査も問題なし、いつでも退院出来ますよと言う事でじゃあ今日にでも。

背中の硬膜外麻酔の針を外して、抜糸の来院日確認して、先生との話はこれでお終い。
看護婦さんに最後の点滴入れてもらって、退院の手続教えてもらいます。

最後の入院食を摂って、新たに買った警察小説読んでる間に、点滴終了。
ゴミを捨てて着替えて荷物をまとめて、4日間の入院生活ともさよならです。

しかし予め分かってれば買わずに済んだモノも多かったし、
緊急の入院は色々不便なものです。
旅行用の装備でかなりの部分賄えたんですがねえ。
まあ過ぎた事は仕方なし。
無事回復しつつあると言う事でめでたしと致しましょう。

2012年9月3日月曜日

入院三日目

術後2日目、朝から発熱。
38.1℃。
脈と血圧は問題なし。
再びロキソニンをもらう。
今日から食事開始。
普通食で食パンとマーガリンにハチミツ、牛乳と果物。
量的に物足りなさはあれど、ゆっくりありがたく全部頂きます。

1Fのコンビニで文庫本買って、ベッドをちょっと起こした姿勢で時間の消費。
しかしこれは選択を失敗。
和製傭兵モノだけど駄目駄目。
やたら正義感に溢れた最強の傭兵ってなんだよそれ。

下着を買い足したので、コインランドリーでお洗濯。
乾燥機って回しても完全に乾く訳では無いのね。
椅子の背もたれにのっけて残った水分を飛ばさないと。

汗をかくせいか、背中の鎮痛剤を入れている管を固定するテープ周りが痒い。
看護婦さんに見てもらうと、かぶれちゃったみたいです。
明日には外すからと言う事で放置。
縫合跡に貼った大型絆創膏も外して開放。
5cm程、6針縫ってます。
血液検査の結果も良好なようで、明日以降いつでも退院出来そうです。

これまでひとりで病室を使っていましたが、
隣のベッドにこの日からお一人入ってこられました。
明日、胆石の手術だそうです。

この日夕刻から排便もあり。
順調順調。

2012年9月2日日曜日

入院二日目

深夜から早朝にかけて、看護師さんが何度か様子を見に来てくれました。
鎮痛剤が効いているようで痛みもほとんどなく、朝もスッキリした目覚め。

早い時間に、顔ふいて下さいねと言いう事で蒸しタオル持ってきてくれます。
まだ歩けないのでこれは助かります。
さっぱりすっきり。

両足の感覚も戻ってるしちゃんと動きます。
足首も振れるし、膝の曲げ伸ばしも大丈夫。
熱は37℃ちょいあるのでアイスノンの枕をもらうと気持ちがいいです。

この日からガスは出ました。
出す時力の入れ方に気をつけないと、傷に響きますが。

手術が終わってから点滴は継続。
2本直列して接続するってのもありなのね。
更に、三方接続管みたいなものでもう1本抗生剤の点滴も繋いだり。

お昼前に歩行訓練。
ふらつく事もなくちゃんと立って、点滴と鎮痛剤のボトルをふら下げて廊下を一周。
これなら大丈夫だろうと言うことで、歩き回る許可が出ました。
水も飲んで大丈夫。
尿菅とオムツも外してもらいます。
しかし抜いてからトイレに行くと、沁みるんだなあこれが。
一階のコンビニで必要な物を買い出ししてから病室でボーッとしてるとなんだか悪寒が。計ってみると38℃を越えてました。解熱剤もらってお休みです。
ロキソニンは効きますなあ。

そう言えば売店にはローソンが入っているので、現金使わずに済むので手持ちを気にしなくて良いのは助かります。

明日は朝から食事が出ますからねと看護婦さん。
何となくお腹が空いてるけど今日からは駄目ですかそうですか。

2012年9月1日土曜日

入院

朝5時、激しい腹痛で目覚める。
腹下りはないが嘔吐は激しく、夕べの食事の一部やら飲んだ水分やら全部出る。
黄色くて苦い胆汁まで出てくる始末。
救急車呼ぼうかと思ったけど、腹が痛くてそれも大げさな気がして、脂汗かきながら時間の経過を待つ。
近所の内科の診察が始まる時間になったので、一番の患者に。
触診とエコーを取るも、食当たりかねえと言ったところ。
時間を開けて鎮痛剤を2本、その間に点滴を2本。
少しは痛みもやわらいだか。
痛み止めと胃薬を処方してもらい、隣の薬局で薬をもらって帰宅。

そろそろお昼だし薬を飲むのに腹に何か入れねばとて、常備のヨーグルトを食して薬を。
しかし横になってても一向に痛みが治まらない。
下腹の痛みが右に広がってきた。
まさか尿道結石? 
前にやった時は背中側の痛みだったんだけど。

うんうん唸ってる間にそろそろ夕刻。
このままでは耐え切れないと判断して、休日診療している泌尿器科を探して電話。
タクシーを呼んで移動。
膀胱近くまで落ちてくるとこんな症状になることもあるそうです。
触診とエコー、尿検査と血液検査でどうもそれはなさそうとのこと。
むしろ盲腸の疑いがあるのではと。
県病院宛に紹介状を書いてもらってタクシーで移動。

県病院の救急外来で血液とCTを取ってもらうと、虫垂が腫れているのでまず間違いなし。薬で散らすこともできるけれど、多分一年以内に再発すると思いますよ、
と言われて手術に同意。
そりゃ確実に治しておきたいよね。
旅行中に出たりしたら最悪だもの。

手術の説明受けて山盛りの同意書やらなんやらの書類にサインして麻酔の説明も受けて、下半身麻酔で合意。
時間が来たので手術衣に着替えて手術室へ。
ここで下着も脱がされて陰毛剃られてペニスに尿菅突っ込まれて、
背中から麻酔を打たれます。
下半身麻酔が効いてくる間の感覚が…どうにもこれはたまりません、気持ち悪い。
泣きごとを言って全身麻酔に切り替えてもらいました。

小一時間で目が覚めると既に手術は終了。
入院病棟に移動して諸注意を聞かされます。
点滴は腕に、鎮痛剤を背中から。
硬膜外麻酔と言うんでしょうか。
手術用の麻酔はまだ覚めないから足は感覚も無いしピクリとも動かない。
後は明日のこととてお休みなさい。

2012年7月28日土曜日

余市

ピーチで新千歳空港に着いて、友人と合流。
友人の運転で余市へ移動。
駅前の柿崎商店、お昼はとっくに過ぎてるのに人が途切れません。
それでもそこそこ広いので、席を確保してカニとホタテの丼にイカの刺し身。



ニッカの余市蒸留所は二回目。
案内は遠慮して勝手に自分たちで見て回ります。

チョコレートを売ってたけれど、北海道らしからぬ暑さに解けてしまいそうなので甘納豆を購入。

リタハウスは、前回もでしたが閉まってます、残念。

全体を回ってから、試飲会場へ。
今回はアップルワインと余市10年、それに鶴17年。
流石にこの3杯だと違いは明確。
アップルワインは甘く飲みやすく、余市は煙い。鶴はストレートだとちょっと強いけど、こう言う強さは好きだなあ。
チェイサーに水を何杯か飲んだけれど、これもちゃんと柔らかくて美味しい。
何処のお水か聞いたら、ただの水道水ですと。
余市の水道、侮るべからず。

シングルカスクを1本買って、更に有料試飲へ。
ちょっと前に発売になった竹鶴25年。
ニッカのピュアモルトとしては最も熟成が長いだけにこなれた味わい。
一口目は口当たりがきつく感じたけれど、二口三口と飲む内に柔らかさが出てきます。
竹鶴は12年からすでに美味しいけれど、熟成の長さ毎に流石の味の違いを見せてくれます。
更に、シングルカスク15年シェリーカスクも1杯。
これはちょっとゴム臭さが気になるかな?

ついでに、余市ワイナリーにも立ち寄ってみます。
ワインはさっぱり分からないので見るだけ。
ワインのソフトクリームと、地元で作ってるブドウジュースは美味しく頂きました。

気分良くなったところで札幌へ向けて移動。
運転してくれる友人に感謝。

2012年7月21日土曜日

AUGM鹿児島

アップル製品ユーザーによるアップル製品ユーザーのためのアップル製品ユーザーによるイベント。
流石に皆勤賞とは行きませんが、2回に一回くらいは参加しているのかな。
打ち合わせと称する前夜祭は黒豚しゃぶしゃぶ食べ放題。
本番は各ベンダーさんの講演。
そして二次会(懇親会)で、魔王と森伊蔵を堪能する。

明日はツアーバスを仕立てての観光も。

ちょっと呑み過ぎた感もあるので今日は控えめに。

2012年6月24日日曜日

トレーニングと心拍数

この歳になると、機械任せの有酸素トレーニングでは脈拍が140を越える事がどうも無いみたいで。
しかしそのレベルの運動だとかく汗も少なくて、しんどさも全然足りないような。
もうちょっと汗かきたいんだけどと思うとつい、年齢を偽って機械に入力してしまいます。

しんどさのレベルだと、筋トレを頑張り過ぎた時の方がきつい訳で。
まあ貧血起こしそうになるのはやり過ぎなんだろうけれど。

宇宙用ニコン・スペース・カメラの開発

ヤマトミュージアムにて、企画展「宇宙をみる 地球をみる」特別講演会。
ニコンから研究室フェローの後藤氏の講演。
NASAの依頼を受けて、フォトミックFTNから連綿と続く宇宙空間で使えるカメラの開発について。

当初は樹脂・ラバーについて信頼性が無かったため、指定材料以外のものが使えず滑り止めのゴム類は全て外し、スイッチ・レバーの大型化、マットブラック塗装、オイルの交換など多岐に渡る変更が必要であったとの事。

フィルムも多枚数の要望があって、専用の薄型フィルム(厚さ半分)に対応した長尺マガジンとフィルムレールへの対応。

ストロボ(スピードライト)もキセノンガスを反応させるため、完全密閉構造と専用大型電池を装備。

最近のデジタル一眼では、実績を積んだためかオイルの交換のみで対応可能との事。

JAXAでもNASAと同様のリクエストで対応しているとの事。

デジタルカメラでは、家電メーカーに負けないため以下にニコンらしさを出すかが肝要であると。

2012年6月17日日曜日

宇宙戦艦ヤマト2199

ヤマト世代の自分としては、気になる作品です。
オリジナルのヤマトは、「さらば…」で終わったと思っていますが。
総監督が出渕裕で、ゆうきまさみが絶賛している時点でつい期待してしまいます。

で、遅ればせながら第一話・第二話を見た訳ですが。

…お見事。
多少の違和感が無いとは言いませんが、細部まで作り込んだ素晴らしい作品に仕上がってると。ちゃんと考証されたディテールが良いやね。

当たり前の事なのにこれまで無視されていた登場人物の階級とか、「よーそろー」の発声が海自式だとか、交戦中の艦のブリッジにいる沖田の眼前を血の滴が漂って行く様とか。

艦の軌跡が変だとか、無重力空間で常にエンジン噴かしてるのもおかしいとか、突っ込みどころも多々ありますがその辺は演出の都合もあろうかと。

概ね、これからが期待出来るかと。

2012年6月14日木曜日

レタスの和え物

最近レタスが安くなった気がする。
ので、大量消費の和え物を作ったり。

半玉を一口大にちぎって流水で良く洗う。
水を切ってビニル袋に入れる。
ごま油と醤油大さじ一杯ずつを入れ、更に削り節を適量。
口を絞って、ガシガシ振ってなじませる。
そのまま冷蔵庫で適宜寝かせる。

皿に盛ってわしわし食う。
わりと何にでも合わせられてお手軽。

2012年6月12日火曜日

台湾のお茶

東方美人とか凍頂烏龍茶とか。
種類も色々あるけれど概して台湾のお茶は美味しい。
もちろん大陸も美味しいらしいけれど。
お茶で身代潰すと言うくらいだし。

泊まったホテルに置いてあるティーバッグですら美味しいと思っちゃうくらい。
でまあ、散歩がてらスーパーに入って地元の人が飲んでいるであろうお茶っ葉を買ってみたり、茶葉の専門店見かけたらつい立ち寄って試飲させてもらってから買ってみたり、現金が残ったら空港の免税店で買ってみたりする訳ですな。

最近は毎年のように行ってるけどお茶だけでも飽きないなあ。
あ、空軍基地公開とは関係なしにじっくり台南とかも回ってみたいものです。
八田 與一の残したものもまだ見てないし。

2012年5月24日木曜日

マツダとフィアットの提携

昨日の昼、NHKのニュースで流れたのが最初か。いや、以前からフィアットが提携先を探していてマツダが候補のひとつだと言う話はありましたが。

プレスリリースによれば、次期ロードスターをベースにしたオープン2シーターを2015年からマツダが作ってフィアットに提供、アルファロメオブランドで販売されると。ロードスターとはエンジンは異なる。

つまり新型スパイダーですな。

今のロードスターは年間1万大規模の販売台数。それで独自のプラットフォームを開発して維持するのはしんどいはず。フィアットにしてもそれほど数の期待出来ないFRオープン2シーターを新規に起こすのは辛い。マツダとアルファならブランドのステイタスが違うからそれほど競合はしないだろうし、お互いにメリットがありそうです。

一部の報道では、それ以外の車種をお互いに供給するとかマツダのスカイアクティブエンジンを供給するとか言う話もありましたが、公式にはその辺は全く触れていませんね。唯一、「今後欧州での協業の可能性についても話し合いを持つことで合意」とはありますが。マツダが国内の販売網でフィアットのクルマを扱う事は無いか。オートザムでランチア売った事で懲りたろうなあ、流石に。

2012年5月18日金曜日

放射線照射

生レバー内部のO157 放射線照射殺菌は? 米国は食中毒対策で許可 - MSN産経ニュース

日本ではジャガイモの発芽防止以外認められていないけれど、海外では例えば香辛料なども放射線照射による殺菌が認められている。日本では仕方がないので過熱蒸気殺菌で香辛料を処理して、結果出回っているのは風味の落ちた香辛料ばかりになっている。

全日本スパイス協会は「香辛料の照射殺菌による要望書」を出して、この現状を改善するよう努力もしている訳ですが。

7月から禁止される予定の生レバーの提供も、放射線照射による殺菌が認められれば問題は解決するはずなんですがねえ。レバーに限らず牛肉の生食全般、表面をそぎ切るなんて無駄をしなくても安心して安全な生肉を提供出来る。

コストが高いと言っても1kg辺り30円。食べたいヒトは、食べられなくなるより多少お値段が上がっても安心して食べられる方を望むでしょうに。

2012年5月12日土曜日

消えゆくツバメを守ろうキャンペーン

googleニュースを見てたら何だか気になった記事が。
『日本野鳥の会』が放射性物質のツバメへの影響を調査

日本野鳥の会のサイトを見た上で、ああこれはまた偏った報道だなと思ってtwitterでつぶやくと、複数のフォロワーから反応が。その辺の経緯をまとめて以下に。
yyasso
「1998と2010を比較して1/3に」「背景にはエサ場となる水田や耕作地の減少、巣作りに適した日本家屋の減少」。
http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/decrease.html
あたかも放射線の影響でいきなりツバメが減ったかのような報道。 http://news.mynavi.jp/news/2012/05/10/138/
12/05/10 21:33

sdaimyoujin
@yyasso さっきラジオに出ていた野鳥の会の人の話だと、チェルノブイリの時影響があったから日本でも調べてみるような事で、現時点で事故との関係は言っていませんでしたね。
12/05/10 22:50



yyasso
@sdaimyoujin チェルノブイリ近傍と非汚染地域でツバメの異常に差異が見られた見られたと言う論文と、比較の仕方が不適切だとする反論があるようです。前者を書いた人は別の論文でデータ改ざん疑惑もあり、2年で100以上の論文を量産するタイプの学者さんだそうです。
12/05/10 23:00



yyasso
@sdaimyoujin 日本野鳥の会は、そう言う話もあるので心配していると言うスタンスですね。そこにバイアスをかける報道がねえ。
12/05/10 23:02



ntstraw
@yyasso 耕作地の減少や日本家屋の減少の影響で色彩異常が出るの?
12/05/10 22:50



yyasso
@ntstraw 何処の日本のツバメで色彩異常が見られたって? 日本野鳥の会:「ツバメが減少している背景には、農業の衰退によりエサ場となる水田や耕作地の減少、巣作りに適した日本家屋の減少などがあります。」http://t.co/e5Dv7hk2
12/05/10 23:03



ntstraw
@yyasso チェルノブイリで見られた色彩異常がないか調査すると報道されてるだけでしょ。色彩異常があったとは記載されてないよね。ミスリードしてるとは思えないけど。
12/05/11 8:46



yyasso
“@ntstraw: @yyasso チェルノブイリで見られた色彩異常がないか調査すると報道されてるだけでしょ。色彩異常があったとは記載されてないよね。ミスリードしてるとは思えないけど。” じゃあちょっと見てみましょう。
12/05/11 19:52



yyasso
@ntstraw 今回話題にしたマイナビ。 「福島第一原子力発電所の事故によって放出された放射性物質のツバメへの影響を調べるために、公益財団法人「日本野鳥の会」(柳生博会長、東京都品川区西五反田)が乗り出した。」 http://t.co/GBq7ShI6
12/05/11 19:53



yyasso
@ntstraw 共同通信はこう。 「日本野鳥の会は9日、生息数の減少が指摘されているツバメに、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の影響が出ていないかをみる全国調査を10日から始めると発表した。」 http://t.co/sJd9gEYp
12/05/11 19:53



yyasso
@ntstraw ところがNHKだとこうなる。 「このツバメが生息環境の変化などから日本各地で減る傾向にあるとして、日本野鳥の会は10日から始まった愛鳥週間に合わせて、生息状況の全国調査を初めて行うことになりました。」 http://t.co/jcwNTqU7
12/05/11 19:54



yyasso
@ntstraw 朝日新聞。 「日本野鳥の会は、愛鳥週間(バードウイーク)が始まる10日から、減少が心配されているツバメ情報の提供を全国に呼びかける。」 http://t.co/uA1gecpk
12/05/11 19:54



yyasso
@ntstraw 朝日新聞。 「日本野鳥の会は、愛鳥週間(バードウイーク)が始まる10日から、減少が心配されているツバメ情報の提供を全国に呼びかける。」 http://t.co/uA1gecpk
12/05/11 19:54



yyasso
@ntstraw 読売新聞。 「日本野鳥の会は10日から、ツバメの目撃情報を全国から集め、生息実態調査を始める。」 http://t.co/yQL9Iozc
12/05/11 19:54



yyasso
@ntstraw 本家の日本野鳥の会はこう言ってる。 「「ツバメの営巣環境調査」は、野鳥に関心の高い方を対象に、より詳細なツバメの営巣状況の把握と、あわせて放射性物質がツバメに影響を与えているかどうかを調査いたします。」 http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/survey2.html
12/05/11 19:54



yyasso
@ntstraw 明らかに二つの傾向が見て取れる。NHKと朝日新聞は野鳥の会のサイトへのリンクも掲載しているから読み手が自分で確認する事も容易。野鳥の会のサイトにある記述を見れば何が調査の主目的かは分かる。 更に、ネタ元の論文も探してみるとなかなか興味深い。
12/05/11 19:54



yyasso
@ntstraw Anders Moller氏の論文だけど、色々突っ込まれてる。ツバメは人間の生活圏と密着しているから、個体数減少はヒトがいない事の影響が主体的だろうとか、色彩異常は個体差や地域差ではないのかとか。
12/05/11 19:55



yyasso
@ntstraw チェルノブイリの放射線量は地域によってばらついてるけどそれに触れていない、ツバメが受けた放射線量を評価していない、土壌の汚染レベルについての情報が少ない、異なる年次の調査で同じ場所で調べてないから経年変化になってないとも言われてる。 調査そのものが穴だらけ。
12/05/11 19:55



yyasso
@ntstraw Moller氏は別の論文でデータのねつ造疑惑もあるし、2年で100本もの論文を量産するタイプの学者さんだとか。 自分の価値観にあう記事でもあわない記事でも、大事だと思った事はなるべくソースを辿って確認した方が良いと思うよ。
12/05/11 19:55



ntstraw
@yyasso なるほど~。世の中油断ならんなあ。詳細解説ありがとう。
12/05/12 5:56



Moller氏の論文とその反論は以下の解説が分かりやすい。
チェルノブイリの動植物
工作blog
「チェルノブイリとツバメの奇形についての論文を読んだ」 2011-04-12
「チェルノブイリとツバメの奇形についての論文を読んだ感想」 2011-04-14
「『本当にチェルノブイリのツバメは奇形になったの?』レターを読んだ」 工作blog, 2011-05-20