2014年10月26日日曜日

ザ・ニッカ 12年

創立80周年のこの年に発売された、新たなブレンデッド。「ザ・ブレンド・オブ・ニッカ」と「鶴 17年」の間の価格帯が結構大きく空いているのは気になっており、イベントの時にニッカの人にもここに何か欲しいと言ってみたことはある。4千円台、ちょっと良いのが飲みたい時に買える値段。同時に発売された限定の40年は50万円と言うあきれる価格でとても手が出ないけれど。

紙箱は薄くて安っぽいけれど、キャップは木と太いコルクの立派なもの。最近多かった、プラスチックのスクリューでないのは嬉しい。機能的にはむしろプラキャップの方が優れているかもしれないけれど、良いウイスキーにはやっぱりコルクが似つかわしい。

開けたての1杯。少しきついか。かすかに渋味、苦味、そして甘味。しかし後味がびっくりするくらい長く強くうま味が残る。2杯目、更に美味く感じる。これは良い、名作だ。