2019年4月13日土曜日

ニッカウヰスキー 余市蒸溜所

札幌市内からですとざっと2時間ほどかかります。9時に宿を出て、小樽からはJRだと待ち時間が長いのでバスで移動。11時に余市駅前到着。まずはお昼ご飯、ここは駅前の柿崎商店へ。2階の食堂、流石にこの井時間ですとまださほどの混雑ではありません。受付で注文と支払いを済ませます。塩水白ウニ丼と、鉄砲汁を頼みます。ウニ丼は時価ですが、ここで食べるなら間違いはない。

食券を持って、さて空席は何処に。大きめテーブルで相席をさせてもらいます。待ち時間しばし、まずは丼から先に届きます。白いご飯にたっぷり乗ったウニ。鉄砲汁を待たずにいただきましょう。あー、ウニの下に敷かれた海苔も香ばしくていいわあ。何より甘くてミョウバンの匂いと無縁のウニの旨味よ。素晴らしい。少し遅れて出てきた鉄砲汁も、これでもかとカニ足が放り込まれています。カニ用フォークが付いてきてますが、箸で取った方が食べやすいのよね私の場合。うまうま。


お腹が満足したところで、蒸溜所へ移動。

受付で自由見学を申請しててくてく中へ。

乾燥棟はかつて使われていた北海道産の泥炭、ピートを展示しています。今は輸入したものを使っていると。

蒸留棟へ行ってみますと、一番手前の蒸留機に火が入ってる!しかも釜の口を開けて石炭放り込む作業中!びっくりした、これは見るの初めてです。蒸留は春と秋に一括して行い、シーズン中は土日も関係ないとか。赤く燃える石炭の火力が原酒を蒸留する様はなかなかに熱いものがあります。文字通り暑い。


混和棟、粉砕・糖化棟、発酵棟、旧事務所などをぶらぶら見ながら。
これは糖化槽。

樽はニッカの関連会社で作ってるそうです。

リタハウスも外観だけ見学。


竹鶴正孝像、銅像を作られるって本人は果たして嬉しかったのかどうか。

旧竹鶴邸は、玄関から一間のみ公開。欄間にはめ込まれた色とりどりのステンドグラスが綺麗です。


一号貯蔵庫では実際に原酒が保存されている樽を見ることができます。


その向かいにあるウイスキー博物館、展示物もさることながら有料試飲コーナーがとてもありがたい。ここでしか飲めない蒸留所限定のウイスキーや、限定発売されてとても一般では手に入らないボトルから飲ませてもらえたり。見学コースはまだ先がありますが、とりあえずシングルカスク余市10年を頂いてしまいます。

以前はもっと多種類のシングルカスクを提供していましたが、最近はなかなか難しいみたいです。市販のレギュラーラインナップに長熟ものがそもそも減ってますし。先日ザ・ニッカ12年が終売になったし、エイジドボトルで手に入る可能性があるのは竹鶴くらいのものでしょうか。有料試飲コーナーの方に聞いてみましたが、今後エイジドが発売される可能性も低いようです。

見学コースの先は、無料試飲コーナー。試飲の前に、申し込みカードに記入。

アップルワインとスーパーニッカ、それに余市シングルモルト。アップルワインは甘く飲みやすいカクテルのようなお酒。スーパーニッカは言わずと知れた高コストパフォーマンスの一本。余市はノンエイジドの余市シングルモルト。いずれも悪い酒ではありませんがしまった、先にシングルカスクを飲んでるとどうしてもインパクトが弱い。いや分かっててやりました。

売店では職場にお土産のチョコレートと、蒸留所限定発売のボトルを一本ずつ。ウイスキーは持って帰るのがしんどいので発送依頼をかけてしまいます。

さて有料試飲コーナーに戻って、もう一杯くらい飲もうかなとなるとこれしかないでしょう。ここで飲まないと、多分二度と機会はない。シングルモルト余市リミテッドエディション2019。
「1960年代、70年代、80年代、90年代、00年代の各年代(5ディケイズ)の原酒をブレンダーが厳選しヴァッティング」
長熟ものだけで構成されたシングルモルト、たまりませんなあ。最初に強いスモーキィさとピート。ところがきつさはなくて柔らかい。あー、甘みもふくらむ。後味も広く深く。いいなあこれは。ボトルはあってもとても手が出ないお値段ですが。

うむ、満足したところで撤収しましょう。札幌まで戻ってすでに夕刻。今回の北海道最大の目的は果たしたました。

2019年4月12日金曜日

サッポロビール北海道工場

JALマイルが期限が切れそうで、しかし国内特典航空券にちょっと足りないよなあと思ってたら。ディスカウントセールでちょうど使い切れるキャンペーンを実施してくれるのですねありがとう日航。と言う訳で特にあてはないけれど北海道行きを決定。

引越しやら隣人騒動のバタバタもあってろくに下調べもしてなかったのですが、サッポロビールの工場見学は事前予約が必要なのねでは前日に直接電話で。15時からのツアーは人が多いとのことでしたので、最終16時からお願いしました。

撮影メインの遠征でないと荷物は少ないなあと実感。2泊3日の行程ですがディパックだけで済んでしまいます。預け入れがないので新千歳空港でもすぐ出られるのですが、ここからだとサッポロビールの北海道工場は意外と近い。空港で昼食をとって、ぼちぼち時間をつぶしてみますか。雪ミクの展示とか見たり、カフェでコーヒー飲んでみたり。

さて15時過ぎてJR乗車。最寄りの駅からバス乗り場まで移動、カメラ以外の荷物をコインロッカーに入れて、シャトルバス乗車。さすが北海道まだ雪が残ってます。見学コース入り口のホールでしばし待機。


その後、時間になって見学開始です。
2階へ上るエスカレーターの天井。

大麦をストックする倉庫、高さ25mが25本でしたか。これを3日で使い切るそうです。


ホップのサンプルも見せてもらいました。そうですねこの青くさい匂い。大麦は二条大麦を使用、約50本で缶ビール一本分だそうです。

仕込み釜、仕込み槽、濾過槽って合わせて6基並んでますが外観はほぼ同じなのですね。


煮沸釜でホップを投入して煮込み、そこから発酵させて一週間で若ビールになると。さらに熟成タンクで一ヶ月。酵母を濾過してビールの完成。

そこから瓶詰、或いは缶詰。ここからの行程は撮影禁止です。

缶は24本をいっぺんに箱に詰めて梱包。ライン上で箱に左右から印字するので、くるくるとベルトの上で回されています。ライン上でX線検査、ちゃんと24本入っているか、傷や凹みがないかをチェックされています。

次が缶への充填行程。洗浄された缶が円状のラインでビールを詰められます。毎分900本作られるって結構な速さですのね。充填機は一台こっきりしかないのでメンテナンスは大事。

缶ウォーマー、って何してるのかと思ったらそのまんま、ビールを入れる前に温めるんですって。冷えてると結露しちゃうから、常温にしてからビールを詰めるそうな。なるほどね。

次いで瓶ビールのライン。瓶はリターナブルなので、回収されたらまず洗浄。40分ほどかけるそうです。きれいになった瓶を検査して、使えるもののみ瓶詰工程へ。個体によっては8年くらい使われるものもあるそうです。こちらの充填は毎分500本。叩いて泡を吹かせてから栓をすると。こうすることで酸素を入れずに密封できるそうです。なるほど缶より瓶の方が美味いわけだ。

で再度検査してラベルを貼って専用の赤いケースへ納める。ちなみに検査行程は機械的なチェックとは別に目視検査もあるそうです。反対側から光を当てて、毎分220本。結構過酷なお仕事ですのね。20分交代だそうです。そして自動トロッコで倉庫へ送られて、出荷は低温輸送車で。確かに温度管理されたビールはそうでないものより美味しいです。

さてお待ちかね、試飲のお時間。黒ラベルとクラシックを一杯ずついただきます。前者は飲みやすく、副材料として米とコーンが使われています。後者はよりビールらしく、ホップと麦と水のみで作られると。個人的にはクラシックの方が好みですね。

缶ビールはグラスに注いだ方が美味しく飲めると、三度注ぎを教えていただきました。グラスは綺麗に、最初は大胆に泡を作って八分目まで、泡が落ち着いたらグラスの縁まで少しゆっくり、最後に泡を盛り上げるくらいこんもりと。最初に粗い泡を作ることで炭酸を抜いて柔らかい味わいに、きめの細やかな泡で蓋をすることでそれ以上炭酸が抜けることを防いで最後まで美味しく飲めるように。

うむ、昔キリンのビール工場で教えてもらったこととほぼ一緒。ある意味ゴールデンルールなんでしょうね。この注ぎ方を実施してもらったクラシックの春限定の一杯も頂いてしまいました。なるほど、ホップの香りの強いこの季節らしい味わい。

いやしかし決して長くない試飲時間で3杯はきついぞな。流石に飲みきれず残してしまったのは無念な限り。

出口に向かう廊下、なんか照明が暗いなと思ったら、天井に星空の装飾。

札幌市内に移動してお宿にチェックイン。近くの焼肉屋で夕飯にして、明日の備えましょう。