2014年10月26日日曜日

ザ・ニッカ 12年

創立80周年のこの年に発売された、新たなブレンデッド。「ザ・ブレンド・オブ・ニッカ」と「鶴 17年」の間の価格帯が結構大きく空いているのは気になっており、イベントの時にニッカの人にもここに何か欲しいと言ってみたことはある。4千円台、ちょっと良いのが飲みたい時に買える値段。同時に発売された限定の40年は50万円と言うあきれる価格でとても手が出ないけれど。

紙箱は薄くて安っぽいけれど、キャップは木と太いコルクの立派なもの。最近多かった、プラスチックのスクリューでないのは嬉しい。機能的にはむしろプラキャップの方が優れているかもしれないけれど、良いウイスキーにはやっぱりコルクが似つかわしい。

開けたての1杯。少しきついか。かすかに渋味、苦味、そして甘味。しかし後味がびっくりするくらい長く強くうま味が残る。2杯目、更に美味く感じる。これは良い、名作だ。

2014年4月27日日曜日

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 Blu Ray

BDを購入して何回か見ている。その度に思い出す、ある歌のフレーズ。

「君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる」

大切なものを守るためならば、敢えて魔なるものに身を落とす。そうして悪意に満ちた存在と認知される。最愛の人にいずれ敵対し、おそらくは討たれてしまうことを覚悟の上で。

自分が幸福になることを望まない、望めない。自らが作り上げた新たな世界で他の全ての人が楽しげな笑顔で生きるのを知りながら。杏子とさやかはじゃれあい、マミはなぎさをかばい、まどかは家族に囲まれて。

まどかをも信じない。ほむらにとってただ一人のともだち。けれどまどかにとってほむらは、最高のともだちであっても唯一のともだちではないから。とてもとても大切に扱いはしても、信じ、委ねることは出来ない。

「空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る」

何度も繰り返したまどかを失うとき、その場面ではいつも雨が降っていた。いつもそこで決意を新たにし、今回は自らの命を絶とうとした。けれどそれは適わず、すくわれたその身に悪意をまとい、そのふところにまどかを抱く。

(中島みゆき 「空と君の間に」)

2014年2月25日火曜日

Axela XD

10年弱、155,000km走ったRX-8からの乗り換え。2006年にBMW 120Dを運転して、次に乗り換えるならディーゼルエンジンと決めてから何年経ったやら。

2/2に納車。エンジンはまだ全開にしていないけれど二重丸。高いギヤのまま軽く踏み込んだだけで十分な加速。51Lの燃料タンクで800kmは軽く走りきれる航続距離。操安性は、流石にRX-8の様な意のままに軽々と動きつつ、どっしりと安心して走りきる身のこなしはないけれど。まあそれなりに安定して長距離をこなせるだけの資質はあり。シートは、少なくとも腰回りのサポートは素晴らしい。しかし、尻から太ももの荷重の受け方は微妙。長距離を走るとどうもよろしくない。オーディオは、ベストとは言えないけれど大きな不満はなし。低音が出すぎな気がするのはBose故か。

多分また15万km位は乗るんだろうなあ。