このブログは私「やっそ」が気の向くままに適宜思いついた事を書き連ねております。 基本的に役に立たない事ばかりのはずですので書いてある事を迂闊に信用して失敗したり恥をかいたりしても当方はいっさい関知致しません。 てきとーに読み流して暇つぶしにでもして頂ければ僥倖。
2011年2月20日日曜日
ウイスキーライブ2011 2日目 MC一コマ目
この日はマスタークラスを3コマとも入れているので他の試飲は控えめに。
そう思いつつ、
アランのマネージャーズチョイスのシェリーカスク何ぞ飲んでみたり。
一コマ目はブルイックラディ。
講師は若干30歳の蒸留所長、アラン・ローガン。
祖父はラフロイグで25年、父も同じく45年務め上げた3代にわたるウイスキー一家。
再開されてまだ間が無い、ある意味若いディスティラー。
アイラでは唯一の独立系。
19世紀は化学肥料はなかった。
そこに回帰する意味で有機栽培の大麦で仕込むことを始めた。
マッシュタンクもスティルポットも1880年の創業当時のものを使い続けている。
「ブルイックラディ」は「海辺の丘」の意。
アイラには8つの蒸留所があるが、いずれも沿岸部にある。
当時、運搬に船が使われた為であるが、
そのためアイラのウイスキーは潮の味を取り込んでいる。
使うモルトは全てスコットランド産。
(竹鶴が留学していた時代、既にカナダ産が使われ始めていた)
4割が有機栽培、3割はアイラ島産を使う。
ピートは深い層から切り出して使う。
下の層のものは凝縮され、湿り気が多い。
湿りのあるピートは、more smoke, less frame
香の6割は樽に由来する。
バーボンカスクはゆっくり熟成し、
ヨーロピアンカスクは早く熟成するのでフィニッシュに。
一時閉鎖前の原酒を使った15年を新製品として出してきたけれど、
むしろ若い原酒を売りにしたRock, Waves, Peat などをラインナップする。
そしてもう一つの新製品が"The Botanist" (ジン)。
イングランドにウイスキーが普及する前、
最初に飲まれた蒸留酒が各種の香草を使ったジンであった。
ウイスキー以前への回帰を目指す、と言ったところでしょうか。
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