今年に入ってからは初めてか。例によって早めの時間に店にはいると、意外にカウンターが混んでました。私の行く時間はヒトがいない事が多いんですが、ちょっと珍しい。
余市と宮城峡のビンテージを出しているので、手持ちの無い84, 85, 86の余市をハーフショットで飲み較べてみました。
84はシェリー樽の味わいが強い。聞いてみたらシェリー樽の原酒のみを使ったとか。ちょっとゴム臭さもあるけれど、それが嫌みでなく個性として許容出来るレベル。
85はちょっとスパイシーか。これは新樽の原酒だけだそうで。今は余市のシングルカスクも新樽が多いけれど、当時は珍しかったんだろうなあ。
86はこの3本の中では一番バランスが取れている。旨味、甘味、余市らしいスモーキーさ。この3本の中ではこれが一番好み。
このシリーズ、86年位までは個性を強く打ち出したバッティングを試みていたとか。
既に無くなっていた87年の余市はその到達点のひとつだったんでしょうね。あの年の世界最高峰のシングルモルトと評されたボトル。
グラス3つを空けて気持ち良くなったところで、特別価格で提供されている竹鶴35年のハーフショットを頂きます。流石の超絶バランス。これだけの旨い酒が恐ろしくスムーズに入ってくるから怖い。
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