サブタイトル:中国共産党は世界をどう作り変えるか
「目に見えぬ侵略」の続編。前作はオーストラリアへの侵食を取り上げたが、こちらはそれ以外の世界各国に対して中国共産党が如何にして侵攻を図っているのかを取り上げている。
政治家の取り込み、企業としての進出、華僑を動員、いわゆるスパイの活用、メディアを使う、文化的活動、シンクタンクの侵食、学術界への食い込み等々。先進国には先進国なりに、発展途上国には発展途上国なりのやり口で狡猾にずぶずぶと。
対抗策はオーストラリアが示してくれている。メディアも、学者も、そして政治家も立たなければならないし、国民がそれを支える必要がある。あるが、日本でそれが出来るのかと一抹の不安。